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投資信託の分配金について徹底解説!

投資信託の分配金について徹底解説!

気になる投資信託の分配金について詳しく解説

みなさんは、投資信託の分配金についてどの位詳しく知っておるかな?

分配金と聞くと、収益が投資信託の運用会社から出資者に還元されるお金のことだと普通は考えるだろう。

しかし実際はこれだけの話では無く、もっと奥が深い。

今から投資信託の分配金について、長時間かけて調査した私が説明していこう。

この記事を読めば、分配金の知識が深まり、投資信託でより効率的に稼ぐことが可能になるだろう。

それでは、投資信託における分配金とはどのようなものなのか、詳しく解説していこう。

投資信託における分配金とは何なのか?

ここでは投資信託の分配金について詳しく紹介していこう。

そもそも投資信託の分配金とは、投資信託の運用で得られた値上がり益や利子、配当などを投資家に還元されるお金のことである。

そんな分配金にも2種類あり、これからその2つについて説明していこう。

普通分配金について

1つ目は普通分配金である。

普通分配金とは、文字通りに投資信託の運用で得られる売却益や配当金などを投資家に払われる、普通の分配金のことである。

投資信託の運用が上手くいき、決算日の基準価額が個別の元本を上回っている状態、つまり運用成績が良く、投資信託の収益が出ている時の分配金は普通分配金となる。

ちなみに、普通分配金は課税対象となってしまう。

元本払戻金について

2つ目は元本払戻金でである。

元本払戻金(特別配当金)は、運用で得られる売却益や配当金から払われるのでは無く、投資に使う為の運用元本から支払われるのが特徴である。

こちらは決済日の基準価額が個別元本より低い状態、つまり運用成績があまり良くなく、投資信託が元本を下回っていると、分配金は元本払戻金になる。

この元本払戻金は課税対象にはならない

ここまで、投資信託の分配金の種類について紹介してきた。

次に、分配金の受け取り方法について解説していこう。

受け取り方法について

ここでは投資信託の分配金の受け取り方法について説明していこう。

普通に受け取る

1つは発生した分配金を取引口座でそのまま受け取るという方法である。

支払われる分配金から、普通分配金にかかる税金20%が差し引かれた額がみなさんの利用している口座に振り込まれる。

やはり定期的に現金がみなさんの手元に返ってくることは嬉しいだろう。

しかし、受け取った分配金の分、投資信託に使える資金が減ってしまっているので、長い目で見た時に複利がつかなくなってしまうデメリットもある。

受け取った分配金を使って再投資

2つ目は、受け取った分配金をまた投資信託に再投資する方法である。

こちらも1度は分配金を受け取る形になってしまうので、普通分配金にかかる税金20%を差し引かれた分配金をまた投資することになる。

この方法を用いれば、1回税金を引かれているとはいえ、分配金が更に増えていく複利を期待することが出来る。

また複利効果をもっと高める為には、分配金が還元される回数が少ない方が、税金を引かれる回数が少なくなるので、還元回数が少ない投資信託プランを選ぶことをおすすめする。

ここまで、受け取り方法を2つ紹介してきた。

次に注意して欲しいポイントについて説明していこう。

注意した方が良いポイント

ここでは、投資信託の分配金に関する注意するべきポイントについて説明していこう。

分配金が多いことが、必ずしも良い投資信託ではない


分配金が多いからといって、良い投資信託のプランとは限らない

良い投資信託を選ぶポイントは、投資した元本がどれだけ増えたか、すなわち「トータルリターン」が重要になっていく。

トータルリターンとは一定期間に投資商品での運用の際の総合収益を指す。

分配金を多く望むニーズに応えるために、無理をして分配金を高くした結果、トータルリターンが少なくなってしまっている投資信託プランもある。

分配金の多さだけで投資信託を選ぶのではなく、投資信託の内容やリスクを確認したうえで、購入を決めよう。

NISAを使って投資信託を購入する場合

NISAを利用して投資信託を購入する場合は注意して欲しいのは、分配金もNISAの非課税枠としてカウントされてしまう点である。

NISAの口座は年間120万円まで投資の非課税枠がある。

分配金を再投資する場合、再投資する金額分も非課税枠の対象になってしまう

なので、仮にNISA口座で120万円の投資信託を購入した場合、分配金で投資をすることは非課税枠を超えてしまうので、NISA口座では再投資できないのである。

なので、NISA口座で投資信託を購入するときは、非課税枠の金額に注意して購入するようにしよう。

ここまで投資信託の分配金についての注意点について紹介してきた。

最後にここまでの内容をまとめる。

まとめ

最後にここまで紹介してきた内容をまとめる。

・分配金には、普通分配金元本支払金の2種類がある
・分配金の受取は普通に受け取るか、再投資するかに分かれる
・注意すべきポイントとして、①分配金が多いからといって、良い投資信託とは限らないNISAで投資信託を購入するときは購入金額をしっかり考える

みなさんも是非、この記事を踏まえて投資信託を購入してはいかがだろうか。

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堀切 一

堀切 一

どうもはじめまして堀切一じゃ。 退職金を受け取ってから資産運用をはじめ、5年経った今ではのんびり孫と過ごしている生活を送れておる。 元々某外資系銀行に勤めていた(M&Aなども経験)と言うのもあり、当サイトで紹介しているヘッジファンドや投資信託の情報は持っていたんじゃ。 儂の運用実績についてはこちらに記載しておるぞ。

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